C08

人工知能/計算機に思考させる

Artificial intelligence

密を避けてロボット競技会を実施するには?

How to realize a robot competition against COVID-19?

クラウド型VRによる対話型知能ロボットのオンライン競技会

Online robot competition for intelligent interactive robots by cloud-based VR

代表者名

稲邑哲也

共同発表者名

所属分野

情報学プリンシプル研究系

Principles of Informatics Research Division

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要旨

人間と対話しながら日常生活支援を行う知能ロボットの性能評価には,ロボット競技会が重要な役割を果たしています.しかし昨今の感染症予防の観点からは実機ロボットを使って競技会を実施する事が困難です.そこで,人間と知能ロボットの対話をバーチャル空間で再現し,密を避けてオンラインで競技会を実施するシステムの提案を行います.

Robot competitions play an important role in the evaluation of intelligent robots that can support daily life while interacting with humans. However, from the viewpoint of the prevention of infectious diseases, it is difficult to conduct a competition using real robots with many participants. Here, we propose a system that reproduces the dialogue between human and intelligent robots in a virtual space to avoid denseness and to conduct the competition online.

関連動画

コメント

  1. NTT MD研 戸嶋 より:

    実ロボットを動かすことが競技会や研究の本質では「ない」とすると、コロナの有無にかかわらず、オンラインが、方法として優れていることになる気もします。他にもデータ共有のしやすさ、残るデータの厳密さから来る発展的な議論のしやすさもあると考えます。
    一方で、実機ならではの不確実性の様なものが、実用を目指す意味での研究やコミュニティの発展に必要な部分もあるかもしれないとも感じました。その場合、それだけのために別に実機大会をするということにはならないだろうと想像し、少し考えないといけない部分もあるかもしれないと感じました。

    1. 稲邑哲也(NII) より:

      ご質問ありがとうございます.もちろん実機ロボットでの競技会は最終的には必要になると考えており,オンライン(シミュレーション)で検証可能な領域と,実機ロボットを使わなければ検証できない領域があると思います.

      今回のポスターで対象としているのは,「予測できない人間の挙動・反応」という実世界ならではの要素/シミュレーション不可能な要素,にどのように対応するかという点です.人間の挙動・反応をモデル化し,オンラインで(シミュレーション上で)検証するのは非現実的なので,クラウドVRで仮想ロボットと実際の人間をつなぐ提案をしています.

      ここで残された議論となるのは,実ロボットのセンサの不確実性や,シミュレーションで対応できない環境の変動性になります.(例えば柔軟物の把持など) その場合は実機による競技会(もしくは,世界のどこでも同一の条件で再現性を確保できる実験方法・評価方法)は必要になると考えています.